2020年11月13日

4年生引退ブログリレー- BLUEPRIDE- #26 笹野雄斗

平素より南山大学男子ラクロス部に携わって頂いている全ての皆様、いつもご支援ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い致します。さて、新型コロナウイルスの影響により特別大会という形で引退した今、色々と思うことがありますが、前置きはこの辺にして、引退ブログを綴らせて頂こうと思います。拙い文章ではありますが、お時間の許す際に是非一読して頂けると幸いです。

「好きこそものの上手なれ」

みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

引退ブログでそんなことを言うのか、と思う方もいるかもしれませんが、ラクロスはまさにこの通りであると、４年間身に染みて体感しました。

僕はFO というポジションを努めていました。華麗に点を取るわけでもなく、堅実に守るわけでもない。挙げ句の果てには、「何やっているか分からない」とまで言われる、人気のないポジションです。

そんなポジションを何故４年間も続けていたのか。何故Aチームに入れたのか。何故公式戦に出場できたのか。それは、FOが“好き”だったからです。

先輩との距離が近いアフター練、日本代表が全国を回る練習会、海外の選手が日本に来て開催されるクリニック、他地区への武者修行、筋トレ。FOに関する全てが楽しかったです。

ラクロスに限らずですが、自分の好きなものは自ずと上達が早くなるものです。好きになる理由は何でもいいと思います。点を取るのが好き、ボールダウンするのが好き、人のために働くのが好き、同期や先輩・後輩が好き、なんならラクロスをしている自分が好きでもいいでしょう。

“好き”だから“楽しく”、“楽しい”から“強い”。僕はこれを4年かけて体現しました。

今苦労している人。モチベーションが低くなってしまっている人。この考えが何かの契機になったら幸いです。

最後に、４年間で僕に関わって下さった皆様に、感謝の言葉を添えて締めさせていただきます。

先輩方へ

オフの日に朝早く呼び出してFOを教えてくださったアニさん(14世代)、遠征でAチームに入りたいと迷惑をかけたごぼうさん(15世代)、勝てなくてイライラし、怪我を負わせたこともある神田さん(16世代)。現役時代は非常に迷惑かけたこと、自覚しています。すみませんでした。こんな僕にも指導や支援をしていただき、感謝しています。次は同じOBという立場で、また交流できたら嬉しいです。

後輩へ

17世代が引退して、技術面や組織面において不安や苦労があると思います。だからと言って高い目標を成し遂げることが困難であるとは思っていません。歴代の先輩が築いてくれたものを糧に、頑張ってください。僕はプレーでの貢献も勿論ですが、雰囲気作りを１年間大切にしてきました。自分で言うのもおこがましいですが、練習が静かになり、雰囲気が暗くなってしまうことが、正直な唯一の不安材料です。うるさい奴が1人くらい居ても僕はいいと思います。

東海地区のFOerへ

関東や強豪校との違いは、環境や技術もあるかもしれませんが、一番の違いはヨコのつながりだと僕は思っています。自分と違う相手と切磋琢磨することで、加速度的に成長することが出来ます。今年は河村君(#37)がヨコのつながりを作ってくれました。ぜひ活かして、一人ひとりが全国に脅威を与える存在になってください。時々僕も練習参加します。

社会人の方もお世話になりました。何度もお手合わせいただいたおかげで、強くなれました。

実はとある公務員ラクロッサーの方から、社会人でも一緒にやらないかと依頼されているので、前向きに考えてみたいと思います。